福井で40代50代からのピラティスを始めるなら|理学療法士が解説

「40代に入ってから、朝起きたときの体の重さが抜けない」「昔と同じつもりで動いたら、翌日どころか三日後に響いた」「健康診断で運動をすすめられたけれど、何から始めればいいのかわからない」。福井のスタジオで40代50代の方とお話ししていると、こうした声を本当によく耳にします。共通しているのは、どこかを痛めて動けないわけではないけれど、確実に以前とは違う、という感覚です。この記事では、そうした時期の体に何が起きているのか、そしてピラティスという選択肢がなぜこの年代と相性が良いのかを、実際によくいただく質問に答える形でお伝えしていきます。

「これって年齢のせいですか?」40代50代の体に起きていること

Q. 急に体が重くなった気がします。やっぱり年齢でしょうか

年齢による変化がまったくない、とは申し上げません。一般的に筋肉量は30代以降、何もしなければ少しずつ減っていくといわれています。ただ、私が現場で感じるのは「年齢そのもの」より「使わなくなった部分が増えたこと」の影響のほうが大きいということです。

たとえば、お尻の横の筋肉や、肋骨まわりを広げる動き、肩甲骨を背骨から離す動き。これらは日常生活ではほとんど出番がありません。出番がない動きは、数年単位でゆっくり「できない動き」に変わっていきます。そして体は、できなくなった分を腰や首、膝といった別の場所で肩代わりします。この肩代わりが積み重なった結果が、40代50代で表面化する不調の正体であることが少なくありません。

Q. では、とりあえずウォーキングやジョギングを始めればいいですか

悪い選択ではありませんが、順番を間違えると遠回りになることがあります。歩く・走るは「すでにできている動きを繰り返す」運動です。骨盤が後ろに倒れたまま、片側に体重が偏ったまま歩数を重ねると、その偏りごと鍛えてしまう可能性があります。

40代50代でまず取り組みたいのは、動きの量を増やす前に、動きの質を一度整え直すこと。ピラティスは呼吸と深層の筋肉から順番に体の使い方を組み立て直していくため、この「整え直し」の工程に向いています。※効果の実感には個人差があります。

福井で暮らす40代50代から、特によくいただく相談

Q. 毎年、雪かきのあとに腰が痛くなります

福井ならではのご相談です。雪かきは、前かがみで重い物を持ち上げ、ひねって放る、という腰にとって負担の大きい三拍子が揃った動作です。本来は股関節と背中が分担すべき仕事を腰だけで処理してしまうと、その数日後に痛みとして出てきます。

対策として意識したいのは次の点です。

  • 膝と股関節を曲げて、腰ではなく脚の力で持ち上げる
  • 投げる方向に足先ごと向きを変え、腰のひねりだけで放らない
  • 一度に抱え込まず、量を減らして回数を分ける

とはいえ、頭でわかっていても体が動いてくれないのが難しいところです。普段から股関節を曲げて体を支える感覚を練習しておくと、とっさの場面でも使いやすくなります。腰の不調全般については福井で腰痛を改善するなら|理学療法士が解説する5つのポイントでも詳しく触れていますので、あわせてご覧ください。

Q. 車移動とデスクワークばかりで、肩と首がずっと重いです

福井は車社会で、通勤も買い物も運転という方が多いですね。運転中の姿勢は、背中が丸まり、頭が前に出て、腕が前方で固定された状態です。デスクワークの姿勢とほぼ同じ形が、一日のうち何時間も続くことになります。

この姿勢が長く続くと、首の後ろや肩の上の筋肉が頭の重さを支え続け、常に働きっぱなしになります。マッサージで一時的にゆるんでも数日で戻るのは、姿勢そのものが変わっていないからです。胸郭の動きや肩甲骨の位置から見直す視点は、福井で猫背を改善するなら|姿勢が崩れる仕組みから理学療法士が解説で詳しくまとめています。

40代50代がピラティスを始めるときに意識したい3つのこと

Q. 若い方に混じってついていけるか不安です

この年代の方が無理なく続けるために、私がお伝えしているのは次の3点です。

  • 強度ではなく、正確さを優先する…回数をこなすより、狙った筋肉に届いているかどうかが重要です
  • 痛みのある範囲には踏み込まない…「気持ちいい張り」と「痛み」は別物です。痛みが出る手前で止める判断が大切です
  • その日の体調に合わせて内容を変える…睡眠不足の日、生理前、気圧が低い日では同じ動きでも感じ方が変わります

40代50代の体は、20代のように勢いで押し切る方法が通用しにくくなっている一方、丁寧に積み上げた変化は定着しやすいという面もあります。他の方と比べる必要はまったくありません。

Q. どのくらい通えば変化を感じられますか

目的や元の状態によって差がありますが、体の使い方の変化は、まず「動いたあとの感覚」として現れることが多いです。頻度と期間の考え方については効果が出る頻度と期間とは?福井の理学療法士がわかりやすく解説で具体的に解説しています。※効果の実感には個人差があります。

福井エリアでマシンピラティスを始めるなら

エミライズは、福井でマシンピラティスを提供するスタジオです。レッスンはすべて完全マンツーマン。グループレッスンのように周囲のペースに合わせる必要がなく、その日の体調や既往歴にあわせて内容を組み立てていきます。

スタジオにはリフォーマーをはじめとするピラティスマシンを完備しています。マシンはスプリングの負荷で体を補助できるため、床の上では難しい動きも、体を支えてもらいながら取り組めるのが特徴です。運動から長く離れていた方や、筋力に不安のある方にも取り組みやすい環境です。

代表の林大地は理学療法士・鍼灸師の国家資格を持ち、PHI Pilates Japan公認の、北陸で唯一のマスタートレーナーです。体の構造を踏まえたうえで、一人ひとりに合わせたご提案をいたします。

猫背でパソコン作業をする女性

よくある質問

Q. 体が硬くて、前屈すると床に手が届きません。それでも始められますか

はい、まったく問題ありません。ピラティスは柔軟性を競うものではなく、関節を適切な位置に置いて動かす練習です。むしろ「硬い」と感じている方の多くは、全身が均一に硬いのではなく、硬い部分と動きすぎる部分が混在しています。マンツーマンであれば、その方の体のどこが動きにくいのかを確認しながら進められますので、現状の体の状態からスタートしていただけます。

Q. ヨガとピラティス、40代50代にはどちらが向いていますか

どちらが優れているということではなく、目的の違いで選ぶものだと考えています。呼吸と瞑想的な要素を重視し、心身を落ち着けたい方にはヨガが合うことが多く、体の使い方や姿勢を構造的に組み立て直したい方にはピラティスが向いています。両方を併用されている方もいらっしゃいます。違いと選び方は【福井】ヨガとピラティスで迷っている方へ、違いと選び方を理学療法士が解説でも整理していますので、迷われている方は参考にしてみてください。


監修者:林 大地
エミライズ代表。理学療法士・鍼灸師の国家資格を保有し、医学的な根拠に基づいた指導を行う。PHI Pilates Japan公認の、北陸唯一のマスタートレーナーとして全レッスンの監修とスタッフ指導を担当。