「マシンピラティスに興味はあるけれど、なんとなくハードルが高い」——富山でスタジオを探している方から、こうした声をよくいただきます。詳しくお話を伺うと、その多くはマシンピラティスそのものへの思い込みが原因になっています。この記事では、理学療法士として体を診てきた立場から、よくある5つの誤解を一つずつ整理していきます。始める前に知っておくと、スタジオの選び方もレッスンの受け方も変わってくるはずです。
誤解1「マシンピラティスは、運動が得意な人がやるもの」
これは実際にはむしろ逆に近い、と言えます。リフォーマーをはじめとするピラティスマシンには、バネ(スプリング)の力で動きを補助する仕組みが備わっています。自分の体だけでは支えきれない動作でも、バネが手助けしてくれる。つまり、筋力に自信のない方や運動から長く離れていた方ほど、その恩恵を受けやすいのです。
マシンは負荷を上げるための道具であると同時に、負荷を下げて動きを成立させるための道具でもあります。「体育の授業以来ほとんど運動していない」という方が最初の一歩に選ばれることも、珍しくありません。
誤解2「機械が動かしてくれるから、ラクに痩せられる」
ここは正しく知っておきたいところです。マシンが担ってくれるのは、動きの軌道を整え、狙った筋肉に力が入りやすい状態をつくること。実際に動くのは、あくまでご自身の体です。
ただ、補助があることで「今どこを使っているのか」を感じ取りやすくなり、普段眠っている筋肉に働きかけやすくなります。ボディメイクを目的にする場合は、食事や日常の過ごし方との組み合わせが前提になると考えてください。※効果の実感には個人差があります。
誤解3「マットピラティスより、マシンのほうが必ず効果が高い」
優劣ではなく、役割の違いと捉えるのが正確です。
- マットピラティス:自分の体重だけを使うため、体の使い方の癖がそのまま動きに出る
- マシンピラティス:バネで補助や抵抗をかけられるため、正しい軌道を体に覚えさせやすい
どちらが向いているかは、目的と現在の体の状態次第です。腰や肩に不安のある方はマシンから入って土台をつくり、慣れてきたらマットを併用していく——そんな進め方をとることもあります。
誤解4「何回か通えば、その状態がずっと続く」
体の変化は、姿勢や動きの癖そのものが書き換わって初めて定着します。週に1回のペースで通われる方が多く、変化を感じ始める目安として10回前後という声をよく聞きます(※感じ方には個人差があります)。
そして回数以上に大切なのが、通う間隔です。2〜3週間空いてしまうと前回つかんだ感覚が薄れ、毎回ほぼリセットした状態から始めることになりがち。最初に「無理なく続けられる頻度」を決めておくことをおすすめします。
誤解5「ピラティスもヨガも、やっていることは同じ」
呼吸を使って体を整えるという点は共通していますが、成り立ちが異なります。ヨガは心身を静める瞑想的な流れをくみ、ポーズを保つ時間が比較的長いのが特徴です。一方のピラティスはリハビリテーションを起源としており、体幹を安定させながら手足を動かす「動きのコントロール」を重視します。
姿勢の崩れや腰まわりの不調など、体の使い方に原因があるお悩みには、ピラティスの考え方が合いやすい場面が多くあります。富山にお住まいの方向けに、姿勢が悪くなる原因と改善法や腰痛でお悩みの方へ、ピラティスでできることでも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

富山でマシンピラティスを始めるなら
エミライズは、理学療法士・鍼灸師の国家資格を持つ代表が全レッスンを監修するパーソナルピラティススタジオです。マンツーマンで、お一人おひとりの体の状態と目的に合わせてプログラムを組み立てます。
富山でスタジオを検討される際は、次の点を確認してみてください。
- 指導者が解剖学・運動学の知識を持っているか
- マンツーマンか、グループレッスンか
- 仕事や家事の合間に通い続けられる立地・時間帯か
- 体験レッスンで相性を確かめられるか
初めての方は、富山でピラティスを始める前に知っておきたいこともあわせてお読みいただくと、全体像がつかみやすくなります。なお、腰や膝の痛みが強い方、妊娠中・産後の方、持病のある方は、必ず主治医に相談してから始めてください。
よくある質問
マシンピラティスは何歳くらいから始められますか?
年齢の上限・下限は特にありません。マシンは負荷を細かく調整できるため、体力や関節の状態に合わせて内容を組み替えられます。40代・50代以降で運動を再開する方も多くいらっしゃいます。気になる持病がある場合は、事前に医師にご相談ください。
体が硬いのですが、大丈夫でしょうか?
問題ありません。ピラティスは柔軟性を競うものではなく、体を安定させながらコントロールして動かすことを目指します。硬さの原因が「筋肉そのもの」なのか「使い方の癖」なのかを見極めたうえで進めていきます。※変化の出方には個人差があります。
監修者:林 大地
エミライズ代表。理学療法士・鍼灸師の国家資格を保有し、医学的な根拠に基づいた指導を行う。PHI Pilates Japan公認の、北陸唯一のマスタートレーナーとして全レッスンの監修とスタッフ指導を担当。
