金沢で更年期の不調と向き合うなら|理学療法士が解説

「これまでと同じ生活をしているのに、なぜか疲れが抜けない」「急にほてって汗が出る」「気分の浮き沈みが自分でもコントロールできない」——40代後半から50代にかけて、こうした揺らぎを感じる方は少なくありません。更年期は病気ではなく、誰にでも訪れる体の変化の時期です。ただ、その出方は人それぞれで、「まわりは平気そうなのに自分だけつらい」と感じてしまうこともあります。この記事では、理学療法士の視点から更年期に体がゆらぐ背景を整理したうえで、ピラティスでできることを5つのポイントにまとめました。金沢で「何か体のために始めたいけれど、何を選べばいいか分からない」という方の手がかりになれば幸いです。なお、症状が強いときや不安があるときは、まず婦人科などの医療機関にご相談ください。

更年期に体が「ゆらぐ」のはなぜ?

更年期とは、一般に閉経をはさんだ前後10年ほどの期間を指します。この時期は女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減っていきますが、エストロゲンは妊娠・出産だけに関わるホルモンではありません。自律神経のはたらき、骨の代謝、血管や関節の状態など、全身のさまざまな場面に関係しています。だからこそ、減少にともなって体のあちこちにサインが出るのです。

理学療法士として体を診ていて、この年代の方から特によく伺うのは次のような変化です。

  • 自律神経の揺れ:ほてり、発汗、寝つきの悪さ、動悸など。体温や睡眠のリズムが乱れやすくなります。
  • 筋肉量・骨量の変化:加齢とホルモン変化が重なり、これまでと同じ生活でも筋肉が落ちやすく、骨もゆるやかに弱くなりやすい時期です。
  • 関節や筋膜のこわばり:朝に手指がこわばる、肩や首が重い、腰まわりが固い、といった訴えが増えます。
  • 体型の変化:とくにお腹まわりに脂肪がつきやすくなり、「食べる量は変えていないのに」と戸惑う方が多い時期です。

大切なのは、これらが「気のせい」でも「怠けているから」でもないということです。まずは医療機関に相談し、必要に応じて治療の選択肢を知っておくことが土台になります。そのうえで、日々の生活の質を支える手段のひとつとして運動が力を発揮します。

更年期の体を整えるために、ピラティスでできる5つのこと

ピラティスは更年期そのものを治すものではありません。あくまで「変化していく体を、うまく使えるように整えていく」ための運動です。そのうえで、この時期の体と相性がよいと感じる点を5つに絞ってご紹介します。

1. 呼吸を深めて、緊張がゆるむ時間をつくる

ピラティスは動きと呼吸をセットで行います。肋骨を横に広げるような呼吸を繰り返すと、浅くなりがちな呼吸が深まり、体が落ち着いていく感覚を得やすくなります。「自分の呼吸に意識を向ける時間」を持つこと自体が、揺らぎやすい時期の心身にとって意味のある習慣になります。

2. 骨と筋肉に、ほどよい刺激を入れる

骨や筋肉は、適度に負荷がかかることで維持されやすくなります。とはいえ、いきなり激しい運動をすれば関節を痛めかねません。ピラティス、とくにマシンを使ったピラティスは、スプリング(バネ)の強さで負荷を細かく調整できるため、「軽すぎず、きつすぎない」ところを狙いやすいのが特長です。※効果の実感には個人差があります。

3. 姿勢を整えて、疲れにくい体の使い方を覚える

猫背や反り腰のまま日常を過ごしていると、同じ動作でも余計に体力を消耗します。体幹を支える深い筋肉が働くようになると、立つ・歩く・座るといった当たり前の動作が少しラクになります。「夕方の疲れ方が変わった」という声も、この積み重ねによるものです。姿勢そのものについては、金沢で猫背・姿勢改善ならピラティスの記事でも詳しく解説しています。

4. 肩・首・腰まわりのこわばりに向き合う

この年代で相談が増えるのが、肩こりや腰の重だるさです。原因が肩や腰そのものではなく、胸郭(肋骨まわり)や股関節の動きの悪さにあることも珍しくありません。ピラティスは体をつながりで捉えて動かすため、「固まっている場所」を見つけて丁寧にほぐしていけます。冷えやむくみが気になる方は、金沢で冷え・むくみを改善するならもあわせてご覧ください。

5. 「できた」を積み重ねて、気持ちを支える

更年期の時期は、体調だけでなく気持ちも揺れやすくなります。ピラティスは、前回できなかった動きが少しずつできるようになる小さな達成が積み上がる運動です。自分の体をコントロールできている感覚は、想像以上に日々の支えになります。

いっぽうで、無理は禁物です。体調に波がある時期なので、「今日は軽めにする」「今日は休む」という判断があっていい。むしろその見極めのほうが、長く続けるうえでは大切です。持病のある方、治療中の方、めまいや強い動悸がある方は、運動を始める前に必ず医師にご相談ください。

リフォーマー・タワー・チェア・バレルなど高性能ピラティスマシンを完備したエミライズのスタジオ内観

金沢エリアでマシンピラティスを始めるなら

更年期世代の体は、「昨日と今日で調子が違う」ことがあります。だからこそ、その日の状態に合わせて内容を変えられる環境を選ぶことをおすすめします。体調の波が大きい時期は、一人ひとりに合わせて強度を調整できるマンツーマンのほうが、安心して取り組めることが多いものです。

金沢のエミライズは、完全マンツーマンのマシンピラティススタジオです。リフォーマーをはじめとしたマシンを使い、その日の体調や体力に合わせて負荷を細かく調整しながらレッスンを行います。代表の林は理学療法士・鍼灸師の国家資格を持ち、体の仕組みを踏まえた指導を大切にしています。運動から長く離れていた方も、まずはご自身のペースからで大丈夫です。

店舗は金沢本店金沢駅西店の2か所。通いやすさは継続に直結するので、生活動線に合うほうをお選びください。

よくある質問

運動経験がなく、体力にも自信がありません。それでも始められますか?

はい、この年代で新しく運動を始める方はとても多くいらっしゃいます。マシンピラティスは寝た姿勢や座った姿勢で行う動きが中心で、マシンが体を支えてくれるため、体力に自信がない方でも取り組みやすい運動です。最初は呼吸と、股関節や肩の小さな動きから始めます。※効果の実感には個人差があります。

ホルモン補充療法などの治療を受けていますが、運動しても大丈夫ですか?

治療中の運動については、まず主治医にご確認ください。「マシンを使ったピラティスを、マンツーマンで週1回程度」と具体的に伝えると判断していただきやすくなります。許可が得られた場合は、注意点をレッスン前にお知らせいただければ内容を調整して進めます。


監修者:林 大地
エミライズ代表。理学療法士・鍼灸師の国家資格を保有し、医学的な根拠に基づいた指導を行う。PHI Pilates Japan公認の、北陸唯一のマスタートレーナーとして全レッスンの監修とスタッフ指導を担当。